Q.家計(個人)で使用した費用を経費として入力してしまった為、仕訳で振り替える方法

 

仕訳入力した経費のうち、個人が使用した分については、税法上経費に含めることはできません。

「決算」→「家事関連費計算表」を使用することで、個人分の経費を割合に応じて振り替える仕訳を生成することができます。

 

A.事前準備

 

「9 決算取引」で入力した伝票の金額は、この画面には含まれません。

あらかじめ、「決算」→「家事関連費計算表」の集計対象に含めたい場合は、「帳簿」画面にて取引区分の変更をする必要があります。

 

1.「帳簿」→「簡易振替伝票入力」を開き、画面左上の[検索]の▼ボタンをクリックし、「検索指定」をクリックします。

 

2.「検索指定」のダイアログが表示されます。「取引区分」に「9 決算取引」を、「勘定科目」に例として「通信費」を選択し、[開始]ボタンをクリックします。

 

3.「通信費」を使用し、かつ取引区分を「9 決算取引」で入力した仕訳のみが検索表示されます。

「家事関連費計算表」には「9 決算取引」は含みませんので、「家事関連費計算表」に金額を反映させたい仕訳は、「9 決算取引」以外の取引区分に変更してください。

 

 

B.操作手順

 

1.「決算」→「家事関連費計算表」を開きます。

 

2.家計比率(または家計分金額)を設定したい「経費」の勘定科目、または補助科目の上でクリックし、太枠で囲まれた状態で画面上部の[修正]ボタンをクリックします。

テキスト ボックス: ※※ご注意ください※※

○日々の仕訳入力時に、家計分と事業分とに分けて仕訳を入力している場合は、この機能を使用することで振替伝票が二重に作成されますので、使用する必要はありません。
○家計比率を設定できるのは、期末残高がある(仕訳で使われている)「経費」の勘定科目と補助科目になります(期末残高が0円の経費科目は家事関連費計算表には表示されません)。

 

3.「家事関連費設定」にて家計分の比率もしくは金額を入力し、[登録]ボタンをクリックします。

 

(ア)「家計分の比率を指定する」

期末残高に対する家計分の割合を入力します。小数点以下第二位まで入力できます。

テキスト ボックス: 家計分金額=期末残高×家計比率(%)
事業分金額=期末残高−家計分金額

 

(イ)「家計分の金額を入力する」

期末残高に含まれる家計分の金額を入力します。

テキスト ボックス: 家計分金額=直接入力した金額
事業分金額=期末残高−家計分金額

 

(ウ)仕訳転送時の相手方(借方)科目

仕訳転送時の相手方(借方)科目を設定できます(個人の場合、通常は「事業主 貸」です)。

 

4.画面上部の[仕訳転送]ボタンをクリックすることで、「家計比率」もしくは「家計分金額」を設定した勘定科目に対し、仕訳を生成します。

 

5.〔仕訳転送〕のダイアログが表示されますので、作成する仕訳に付箋をつける場合は、「付箋1」もしくは「付箋2」にチェックをつけ、[OK]ボタンをクリックします。

 

6.仕訳転送が完了すると下記メッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。

 

7.「帳簿」→「簡易振替伝票入力」を開き、振替伝票が転送されていることを確認します。

Topへ↑

他のQ&Aを見るソリマチ業務ソフトのご紹介ソリマチ ホームページ