Q.あん分基準設定にて設定した数値を共通部門配分に一括転送する方法

 

あん分項目ごとの数値から算出したあん分率を「導入」→「共通部門の配分」に転送し、仕訳伝票にて部門を「全事業所(共通)」で登録した勘定科目の金額を配分する際の数値に利用できるように設定します。

 

A.操作手順

 

1.「導入」→「あん分基準設定」を開き、あん分項目ごとに数値を設定します。

 

2.あん分項目ごとの数値設定が完了しましたら、画面上部の[あん分転送]ボタンをクリックします。

 

※「導入」−「勘定科目設定」にて経費科目の部門欄が「有」となっている勘定科目が1つもない場合、[あん分転送]ボタンはクリックできません。

 

3.あん分転送画面が表示されます。勘定科目ごとに、「全事業所(共通)」仕訳の金額をあん分する方法を選択します(初期値は延利用者数割合です)。

※あん分方法が「指定なし」のままでも一括転送は可能ですが、該当の勘定科目の配分率は転送されませんので、「導入」→「共通部門の配分」にて配分率を設定する必要があります。

 

4.あん分方法を選択する場合は、該当の勘定科目のあん分方法欄の▼ボタンをクリックし、選択します。

 

5.設定が完了しましたら、画面下部の[一括転送]をクリックします。

 

6.確認画面が表示されます。[OK]ボタンをクリックします。

 

7.下図画面が表示されましたら、転送完了です。[OK]ボタンをクリックし、「導入」→「共通部門の配分」にて配分率の確認を行います。

 

「共通部門の配分」では、仕訳伝票の部門欄で「全事業所(共通)」を選択していない勘定科目の配分率は確認できませんが、情報は転送されていますのでご安心ください。

 

 

B.あん分項目の数値を変更した場合

 

あん分項目の数値を変更した場合は、「あん分基準設定」終了時に「あん分転送」画面が表示されます。A−3〜7を操作することで設定値を更新・反映させることが可能です。

 

 

C.一度設定したあん分方法を元に戻す場合

 

1.「導入」→「あん分基準設定」を開き、画面左上の[あん分転送]をクリックします。

 

2.[初期化]ボタンをクリックすることで初期値に戻すことができます。

 

3.下図画面が表示されましたら[OK]ボタンをクリックすると、「導入」→「勘定科目設定」画面右上「詳細設定」にチェックを入れた場合に表示される「科目性格」欄が「売上高」となっている科目のあん分方法を「指定なし」に、その他の全科目のあん分方法を「延利用者数割合」に設定し直します。

 

 

4.画面上の[×]または[キャンセル]で画面を閉じる際に下記メッセージが表示されます。[OK]をクリックすると、勘定科目ごとのあん分方法が初期値に戻ります。[キャンセル]をクリックすると、[初期化]を行う前の設定が保持されます。

※あん分転送は会計期間内共通のあん分率となります。会計期間内の任意の期間のあん分率を設定したい場合は「管理」→「配賦」を利用し、部門「全事業所(共通)」で入力した仕訳金額を任意の割合にて各部門に配賦してください。

詳しくは、「共通経費を各部門へ分配する方法(配賦)」のQ&Aをご参照ください。

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