Q.合計残高試算表と決算書の数字が一致しない場合の対処方法

 

決算書を[集計開始]ボタンで進んだ場合、もしくは印刷/プレビューした際に下のメッセージが表示される場合があります。

 

原因は以下の通りです。

テキスト ボックス: A.「導入」→「開始残高設定」にて開始残高の貸借合計金額が一致していない
B.「導入」→「勘定科目設定」にて決算書科目の対応付けが<未対応>と表示されている科目がある
C.複合科目に残高が残っている

 

表示されている上図のメッセージは[OK]で終了し、下記対処方法をお試しください。

 

<対処方法>

 

A.「導入」→「開始残高設定」にて開始残高の貸借合計金額が一致していない

 

前年度から繰り越した貸借対照表の金額は借方・貸方金額共に一致している必要があります。

 

1.「導入」→「開始残高設定」を開きます。

 

2.画面右下の貸借差額を確認します。

 

(ア)貸借差額が0円の場合

対処方法B.へ進みます。

 

(イ)貸借差額が0円以外で、会計王17に前年度データの登録がある場合

前年度データの期末残高を繰り越すために、「導入」→「期末残高繰越処理」を行います。詳しい操作方法はこちらをご参照ください。

 

(ウ)貸借差額が0円以外で、会計王17に前年度データの登録がない場合

開始残高設定の貸借不一致を修正するために、前年度決算時の貸借対照表をご用意いただき開始残高を正しく設定し直します。詳しい操作方法はこちらをご参照ください。

 

3.「開始残高設定」における貸借差額が0円になりましたら、「開始残高設定」を終了し、「決算」→「決算書」にて貸借不一致のエラーが表示されないことをご確認ください。

 

対処方法A.を行っても決算書印刷時に貸借不一致のエラーが表示される場合は、対処方法B.C.をご確認ください。

 

 

B.「導入」→「勘定科目設定」にて決算書科目の対応付けが<未対応>と表示されている科目がある

 

「導入」→「勘定科目設定」にて登録のある勘定科目は仕訳の有無に関わらず、決算書科目に対応付けする必要があります。

 

1.「導入」→「勘定科目設定」を開きます。

 

2.勘定科目一覧の「コード100:現金」から以降、決算書科目欄が<未対応>になっている箇所がないか確認します。

 

3.決算書科目欄が<未対応>となっている箇所がありましたら、<未対応>となっている科目の決算書科目欄をクリックします。

 

例:勘定科目コード704「雑給」が<未対応>だった場合

 

 

4.▼ボタンをクリックし、ドロップダウンリストより、正式名称と同名、もしくは同類の決算書科目を選択します。

ドロップダウンリストに選択したい決算書科目が無い場合は「導入」→「決算書科目設定」にて決算書科目を作成してください。詳しい操作方法はこちらをご参照ください。

 

※仕訳にて使用しない科目であっても必ず決算書科目を対応付けてください。

決算書科目欄にて<未対応>がある場合は、決算書が正しく集計されない原因になります。ご注意ください。

 

5.その他の勘定科目も同様に確認します。

 

6.「導入」→「勘定科目設定」を終了し、「決算」→「決算書」にて貸借不一致のエラーが表示されないことをご確認ください。

 

決算書科目欄に<未対応>となっている箇所がない場合、また対処方法A.B.を行っても決算書印刷時に貸借不一致のエラーが表示される場合は、対処方法C.をご確認ください。

 

 

C.複合科目の残高が残っている

 

仕訳入力時に相手の勘定科目が複数で、勘定科目ごとの金額が特定できない場合などに科目「コード999:複合」を仕訳で使用している場合は、決算時において複合科目の残高が0円になるように振替仕訳を入力します。

 

1.「帳簿」→「元帳」を開きます。

 

2.画面左下の[全表示]タブをクリックし、左上の科目を「999:複合」にします。会計期間内の元帳を見ることができます。

 

3.年度末において、「帳簿」→「元帳」画面を開いた際に、「複合」の残高は必ず0円になるように振替仕訳を入力します。

上の図では残高が0円ではないため、合計残高試算表と決算書の金額が一致しません。

「複合」の残高が0円になるように仕訳を入力します。

 

例)「複合」の残高分は普通預金から支払った分だった場合

 

4.勘定科目「複合」の残高が0円になりましたら「帳簿」→「元帳」を終了し、「決算」→「決算書」にて貸借不一致のエラーが表示されないことをご確認ください。

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