Q.売掛金回収の為に受け取った手形の登録方法

 

売掛金の回収等で受け取った手形がある場合は「手形登録」にて管理することができます。

「手形登録」を使用するには、あらかじめ「手形銀行登録」で取引銀行の登録と「手形取引先登録」で取引先の登録が必要です。

 

<操作手順>

 

例:ソリマチ商店へ100,000円の掛売上高があり、売掛金を平成XX年4月1日に約束手形

(NO.a12345)で受け取った。なお、受け取った手形の満期日が平成XX年5月20日の場合。

 

1.「管理」→「手形登録」を開きます。

 

2.〔受取手形〕のタブをクリックし、[新規]ボタンをクリックします。

 

3.〔受取手形情報登録〕の画面が表示されますので、〔基本情報〕タブ画面にて必要事項を入力し、[登録]ボタンをクリックします。

※入力途中でいったん画面を閉じる場合は、画面左下「仮登録」ボタンをクリックしてください。

(ア)振出日:手形を受け取った日を入力します。

(イ)満期日:手形の満期日を入力します。

(ウ)種 類:

約束手形=振出人自身が受取人または受取人が指図した人へ手形金の支払いを約束する証券です。

為替手形=振出人が支払人(第三者)に手形金額の支払いを委託する支払委託証券です。

先日付小切手=小切手に記載する振出日を実際に振り出した日より先の日付にして振り出した小切手です。

(エ)手形No手形の番号を半角10文字以内で入力します。

(オ)部 門:登録の受取手形に関わる自社部門を選択します。

(カ)支払人:「管理」→「手形取引先登録」にて登録した受取手形の支払人を選択します。

(キ)支払場所:「管理」→「手形銀行登録」にて登録した振出人の取引銀行を選択します。

(ク)振出人:「管理」→「手形取引先登録」にて登録した受取手形の振出人を選択します。

(ケ)振出人科目/振出人補助:「管理」→「手形仕訳転送」にて手形取引に関する仕訳を生成する際、ここで設定した科目を使用することができます。回収の仕訳で受取手形の相手科目となる振出人科目(例:売掛金)を選択します。振出人科目に選択した勘定科目に取引先ごとなどの補助科目が設定されている場合は振出人補助科目まで選択してください。

(コ)金 額:受け取った手形の金額を99,999,999,999円以内で入力します。

(サ)銀 行:「管理」→「手形銀行登録」にて登録した受取手形を換金する自社の銀行を選択します。

(シ)銀行科目/銀行補助:「管理」→「手形仕訳転送」にて手形取引に関する仕訳を生成する際、ここで設定した科目を使用することができます。決済時の仕訳で受取手形の相手科目となる科目(例:当座預金)を選択します。銀行科目に選択した勘定科目に銀行ごとの補助科目が設定されている場合は、銀行補助科目まで選択してください。

(ス)備 考:登録中の手形に関しての備考欄です。全角30文字以内で入力します。

(セ)顛末情報:顛末の日付には手形を登録した際のシステム日付があらかじめ表示されます。正しい手形回収日になっていない場合は、〔顛末情報〕→[修正]ボタンをクリックし、〔顛末修正〕画面の[顛末日付]を修正後、[設定]ボタンをクリックしてください。

 

例:手形の受取日が2XXX年4月1日で、この手形を製品に登録した日が2XXX年4月20日の場合

 

a:回  収手形を受け取った場合に使用します。

b:取  立受け取った手形の現金化を取引銀行に依頼する時に使用します。「銀行」・「銀行科目」欄もドロップダウンリストより選択して下さい。

c:決  済受け取った手形が満期日になり、銀行で手形を換金した場合に使用します。「銀行」・「銀行科目」欄もドロップダウンリストより選択して下さい。

d:割  引満期日以前に受け取った手形を銀行で換金する場合に使用します。「銀行」・「銀行科目」欄もドロップダウンリストより選択して下さい。

e:裏  書他の債権の支払いに充当するため、受け取った手形を取引先に譲渡する場合に使用します。「被裏書人」・「被裏書人科目」欄もドロップダウンリストより選択して下さい。

f:不  渡支払期日に所有している手形や取引銀行で割り引いた手形の支払いを受けることができなくなった場合に使用します。

g:ジャンプ振出人(取引先)の都合で、満期日を延長する場合に使用します。

h:返  還受け取った手形を振出人に返却する場合に使用します。

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