Q.商品登録時のエラー対処方法

 

A.手入力で商品を登録しようとした時や、「テキストデータ入力」からデータを取り込もうとした時に表示されるエラーについての対処方法をエラーごとにご案内致します。

該当のエラーメッセージをお探しになる場合は、キーボードの[Ctrl] + [F]キーを押すと、 検索ウィンドウが表示されますので、エラーに使用されている言葉を入れて検索することで見つけやすくなります。

 

※記載されている対処法を試される前にデータのバックアップを行ってください。

※アイコンについて

 =手入力で商品を登録、修正、削除する際に発生するエラーです。

 =テキストデータ入力時に発生するエラーです。

 

1.指定の商品コードは利用者の設定範囲外ですが、よろしいですか?

(ア)タイミング:商品コードを指定してEnterキーを押した時。

 

(イ)原因:利用者ごとに設定されているコード範囲を超えた商品コードを指定したため。

 

(ウ)対処法1:コードの範囲を広げる。

a:「台帳」-「商品登録」を開いて、画面右上の[機能]ボタンをクリックします。

b:「商品コード有効範囲」の(F)〜(T)に、指定した商品コードが範囲内になるような文字数を指定します。

例)1〜ZZZZZZZZZZZZZ

c:[設定]ボタンをクリックします。

 

(エ)対処法2:範囲内のコードを使用する。

上記手順で設定されているコード範囲を確認し、範囲内の商品コードに変更します。

 

 

2.指定の値は会社の設定範囲外です。(

(ア)タイミング:商品コードを指定してEnterキーを押した時。

 

(イ)原因:「自社情報設定」で設定されているコード範囲を超えた商品コードを指定したため。

 

(ウ)対処法1:コードの範囲を広げる。

a:「導入」-「自社情報設定」を開いて[次へ]を2回クリックします。

b:「その他」-「コード設定」を選択し、画面右側の[詳細]ボタンをクリックします。

c:「商品コード」の「桁数」を増やします(最大33桁)。

d:「下限」を『1』、「上限」に指定した「桁数」と同数の『Z』を入力します。

e:画面下の[設定]ボタンをクリックし、「自社情報設定」画面も[完了]ボタンをクリックして閉じます。

 

(エ)対処法2:範囲内のコードを使用する。

上記手順で設定されているコード範囲を確認し、範囲内の商品コードに変更します。

 

 

3.指定の内容がマスター区分に存在しません。(

例)行番号[2]  エラー項目[入出力対象外:商品台帳.商品内部区分1]  指定の内容がマスター区分に存在しません。

 

(ア)原因:登録されていない区分コードを指定したため。

 

(イ)対処法:エラーログを参考にデータを見直して、適切な値を入力する。

a:表示されたエラーログの「行番号」と「○番目」と「項目名」を控えます。

b:確認した項目名のマスターを登録するメニューを開き、登録内容を確認します(例:『商品区分1』なら「導入」-「区分登録」)。

c:テキストファイルを開き、エラーに表示された「行番号」、「○番目」に該当する箇所の値とマスター登録内容を見比べます。

d:テキストファイル側で登録されていないコードが指定されていた場合は、同じコードで製品側に新規追加をするか、テキストファイルの値を登録されているコードに変更します。

 

 

4.他の機能で使用されているデータは削除できません。(

(ア)タイミング:商品を削除しようとした時。

 

(イ)原因:削除しようとしている商品において、伝票の入力や他の商品との関連付けなどの操作が行われているため。

 

(ウ)該当機能:「構成商品(おきまり商品・組立商品)」、「見積伝票」、「受注伝票」、「発注伝票」、「売上伝票」、
     「仕入伝票」、「在庫振替伝票」、「組立伝票」、「各おきまり伝票」

 

(エ)対処法1: 削除したい商品が使用されている伝票(または明細行)の削除(例:売上入力)

a:画面上部の[検索]ボタンをクリックし、「伝票検索」画面の[詳細(F5)]ボタンをクリックします。

b:「伝票検索詳細 売上」画面の「商品」欄に削除したい商品を指定し、[設定]ボタンをクリックします。

c:「伝票検索」画面の[検索(F7)]ボタンをクリックします。

d:画面下部の検索結果欄に該当の商品が使用されている伝票の一覧が表示されますので、検索結果の一番上の伝票をダブルクリックします。

e:伝票の内容が表示されますので、伝票自体を削除するか、該当の商品の明細行だけを削除します。

※伝票の右下に表示される状態が「請求書発行済」の場合は削除、修正が出来ません。この場合は、先に伝票の対象期間の締め処理を取り消す必要があります。

※「伝票番号」の横にある赤い三角ボタンで検索結果内での伝票の切り替えが出来ます。

※同じ操作を(ウ)に記載されている他の伝票入力画面でも行ってください。

※棚卸処理によって作成されている「在庫振替伝票」の場合は、削除するためには棚卸処理を取り消す必要があります。

 

(オ)対処法2:削除したい商品が使用されているおきまり伝票の削除(例:売上入力)

a:画面上部の[おきまり]ボタンをクリックし、さらに「おきまり」をクリックします。

b:「コピー」タブで「おきまり番号」を指定してEnterキーを押した後、[実行]ボタンをクリックし、伝票に削除したい商品が使用されていないかを確認します。

c:商品が使用されていた場合は、再度手順a:で「おきまり」画面を呼び出し、「削除」タブをクリックします。

d:手順b:で確認した「おきまり番号」を指定してEnterキーを押した後、[実行]ボタンをクリックし、確認画面も[はい]ボタンをクリックします。

※同じ操作を他のおきまり伝票や(ウ)に記載されている他の伝票入力画面でも行ってください。

 

(カ)対処法3:他商品との関連付けを解除する

a:「商品登録」を開き、画面上部の[検索]ボタンをクリックします。

b:「商品種別」の『通常商品』のチェックを外し、他の条件はそのままで[開始]ボタンをクリックします。

c:「おきまり商品」、「組立商品」だけの一覧が表示されますので、一番上の商品をダブルクリックします。

d:「組立商品(または「おきまり商品」)」タブをクリックして、削除したい商品が使われていないか確認します。

e:商品が使用されていた場合は、該当の行を右クリックして「行削除」をクリックし、画面左上の[登録]ボタンをクリックします。

※「商品コード」の横にある赤い三角ボタンで検索結果内での商品の切り替えが出来ます。

 

 

5.不正なデータが入力されました。

行番号[2]  エラー項目[6番目:商品台帳.商品種別]  不正なデータが入力されました。

 

(ア)原因1:入力できないデータ、本来入るべきではないデータが指定されたため。

例)「商品種別」に対して範囲外のデータが指定されている。

「1(通常商品)」、「2(おきまり商品)」、「3(組立商品)」と1〜3のいずれかを指定する必要あるのに対して 「4」と範囲外の数値が指定されている。

 

(イ)原因2:項目に入力できる桁数を超えたデータが指定されたため。

例)「商品名(半角40文字まで)」に対して半角41文字以上のデータが指定されている。

 

(ウ)対処法:エラーログを参考に、テキストファイル上のデータを修正します。

a:表示されたエラーログの「行番号」と「○番目」と「項目名」を控えます。

b:「ツール」-「テキストデータ入力」を開き、右下の[ヘルプ]ボタンをクリックします。

c:左の目次から現在選択されている項目の2つ下の「テキストデータ入出力 登録済みデータ形式一覧」をクリックします。

d:使用している入力形式(またはその元になった形式)をクリックします。

e:レイアウト情報が表示されるので、エラーになっている項目の「補足」欄を確認して指定するデータの種類、桁数を確認し、テキストファイルのデータを修正します。

例)「付箋1」なら『1(赤)』『2(青)』『3(黄)』となるため、テキストファイルで指定するデータは空欄か数字で1〜3のいずれかを指定する必要があります。

 

 

行番号[2]  エラー項目[9番目:商品台帳.イニシャルキー英字(商品)]  イニシャルキー英字に不正な文字が存在します。

 

(ア)原因1:入力できないデータ、本来入るべきではないデータが指定されたため。

例)「イニシャルキー英字(商品)」に対して全角ひらがなのデータが指定されている。

「付箋1」に対して「赤」と漢字で色指定されている。

 

(イ)原因2:項目に入力できる桁数を超えたデータが指定されたため。

例)「イニシャルキーカナ(商品)」(半角5文字まで)に対して『ハンバイオウハンバイシイレザイコ』とデータが指定されている。

 

(ウ)対処法:エラーログを参考に、テキストファイル上のデータを修正する。

a:表示されたエラーログの「行番号」と「○番目」と「項目名」を控える。

b:「ツール」-「テキストデータ入力」を開き、右下の[ヘルプ]ボタンをクリックします。

c:左の目次から現在選択されている項目の2つ下の「テキストデータ入出力 登録済みデータ形式一覧」をクリックします。

d:使用している入力形式(またはその元になった形式)をクリックします。

e:レイアウト情報が表示されるので、エラーになっている項目の「補足」欄を確認して指定するデータの種類、桁数を確認し、テキストファイルのデータを修正します。

例)「付箋1」なら『1(赤)』『2(青)』『3(黄)』となるため、テキストファイルで指定するデータは空欄か数字で1〜3のいずれかを指定する必要があります。

 

 

6.基準日原単価は変更できません。

(ア)タイミング:「基準日原単価」を変更しようとした時。

 

(イ)原因:既に商品の棚卸処理がされているため。

 

(ウ)対処法:商品の棚卸処理を全て取り消す。

a:「在庫」-「在庫業務」-「棚卸表」を開きます。

b:「処理」欄に『棚卸確認』を選択し、「商品」タブに切り替えて「商品(X)〜(Y)」に該当商品を指定し、[開始]ボタンをクリックします。

c:画面上部の[棚卸取消]ボタンをクリックし、確認は[OK]ボタンをクリックします。
※倉庫ごとに在庫管理をしている場合は、画面上部の「倉庫」を切り替えて、全ての倉庫で棚卸取消をしてください。

d:画面上部の[検索]ボタンをクリックし、表示された条件指定画面はそのまま[開始]ボタンをクリックします。

e:過去の棚卸が表示される場合は、手順c:〜d:を繰り返し行ってください。
  最終的に検索時に「条件に該当する商品はありません。」と表示されるまで行います。
※棚卸取消を行い「基準日原単価」を修正した後は、再度最新の棚卸処理を行ってください。

 

 

7.在庫繰越基準日は変更できません。

(ア)タイミング:「在庫繰越基準日」を変更しようとした時。

 

(イ)原因:既に商品の棚卸処理がされているため。

 

(ウ)対処法:商品の棚卸処理を全て取り消す。

a:「在庫」-「在庫業務」-「棚卸表」を開きます。

b:「処理」欄に『棚卸確認』を選択し、「商品」タブに切り替えて「商品(X)〜(Y)」に該当商品を指定し、[開始]ボタンをクリックします。

c:画面上部の[棚卸取消]ボタンをクリックし、確認は[OK]ボタンをクリックします。
※倉庫ごとに在庫管理をしている場合は、画面上部の「倉庫」を切り替えて、全ての倉庫で棚卸取消をしてください。

d:画面上部の[検索]ボタンをクリックし、表示された条件指定画面はそのまま[開始]ボタンをクリックします。

e:過去の棚卸が表示される場合は、手順c:〜d:を繰り返し行ってください。
  最終的に検索時に「条件に該当する商品はありません。」と表示されるまで行います。
※棚卸取消を行い「在庫繰越基準日」を修正した後は、再度最新の棚卸処理を行ってください。

 

 

8.在庫繰越数は変更できません。

(ア)タイミング:「在庫繰越数」を変更しようとした時。

 

(イ)原因:既に商品の棚卸処理がされているため。

 

(ウ)対処法:商品の棚卸処理を全て取り消す。

a:「在庫」-「在庫業務」-「棚卸表」を開きます。

b:「処理」欄に『棚卸確認』を選択し、「商品」タブに切り替えて「商品(X)〜(Y)」に該当商品を指定し、[開始]ボタンをクリックします。

c:画面上部の[棚卸取消]ボタンをクリックし、確認は[OK]ボタンをクリックします。
※倉庫ごとに在庫管理をしている場合は、画面上部の「倉庫」を切り替えて、全ての倉庫で棚卸取消をしてください。

d:画面上部の[検索]ボタンをクリックし、表示された条件指定画面はそのまま[開始]ボタンをクリックします。

e:過去の棚卸が表示される場合は、手順c:〜d:を繰り返し行ってください。
  最終的に検索時に「条件に該当する商品はありません。」と表示されるまで行います。
※棚卸取消を行い「在庫繰越数」を修正した後は、再度最新の棚卸処理を行ってください。

 

 

9.指定の在庫繰越基準日より未来の日付で在庫繰越が行われています。
  商品の在庫管理を再開する時は、過去の在庫繰越より未来の在庫繰越基準日を指定してください。

(ア)タイミング:過去に在庫管理をしていた商品を在庫管理しない設定にして、その後、再び在庫管理を行う際に「在庫繰越基準日」を指定した時。

 

(イ)原因:指定した「在庫繰越基準日」よりも先の日付で棚卸処理が行われているため。

例)棚卸処理を4/30に行っているのに、「在庫繰越基準日」に3/31を指定した。

 

(ウ)対処法1:棚卸処理の日付よりも未来の日付を指定する。

例)棚卸処理を4/30に行っている場合は、5/1〜以降の日付を指定します。

 

(エ)対処法2:一時的に棚卸処理よりも先の日付で登録してから、棚卸処理を取り消して「在庫繰越基準日」を変更する。

例)棚卸処理が4/30で行われおり、「在庫繰越基準日」に3/31を指定したい。

a:「在庫繰越基準日」を5/1にして登録します。

b:「在庫」-「在庫業務」-「棚卸表」を開きます。

c:「処理」欄に『棚卸確認』を選択し、「商品」タブに切り替えて「商品(X)〜(Y)」に該当商品を指定し、[開始]ボタンをクリックします。

d:画面上部の[棚卸取消]ボタンをクリックし、確認は[OK]ボタンをクリックします。
※倉庫ごとに在庫管理をしている場合は、画面上部の「倉庫」を切り替えて、全ての倉庫で棚卸取消をしてください。

e:画面上部の[検索]ボタンをクリックし、表示された条件指定画面はそのまま[開始]ボタンをクリックします。

f:過去の棚卸が表示される場合は、手順d:〜e:を繰り返し行ってください。
最終的に検索時に「条件に該当する商品はありません。」と表示されるまで行います。

g:「台帳」-「商品登録」を開いて該当の商品を呼び出し、「在庫」タブの「在庫繰越基準日」を『XXXX/03/31』に変更します。

 

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