Q. 売上入力する際に商品を指定しても単価が正しく反映されない場合の対処法

 

<確認方法>

A.伝票の項目入力順序をご確認ください

「売上入力」では、「得意先」が指定されていないと単価は反映されません。最初に「得意先」を指定して、次に「商品」を指定してください。

 

1.ダイレクトメニューの「販売業務」-「売上入力」画面を開き、「得意先(T)」欄に得意先を指定します。

 

2.「商品コード」を入力して、「商品名」欄に商品を指定します。

 

3.「単価」欄に金額が反映されます。

 

 

B.得意先の「掛率」と「売値区分」の設定をご確認ください

「得意先登録」の「得意先用売値掛率」と「売値区分」、「商品登録」画面の「価格」タブの設定が正しくないと単価は反映されません。

 

1.ダイレクトメニューの「台帳」-「得意先登録」を開き、該当の得意先を呼び出して、「販売/回収」タブをクリックします。

 

2.画面左側の「得意先用売値掛率(Q)」の設定が0%以外になっている事をご確認ください。

「売上入力」画面の単価は、「得意先用売値掛率」×「売値区分に該当する価格」で計算されます。

ここで「得意先用売値掛率」が0%に設定されている場合、単価は0円となってしまいます。

 

3.画面左側の「売値区分(U)」の設定をご確認ください。

 

「売値区分」は、「売上入力」画面の「単価」欄に「商品登録」画面のどの単価を反映させるかの設定で、「台帳」-「商品登録」-「価格」タブの「標準小売単価(上代)」、「標準売値」、「売値1」、「売値2」、「売値3」、「原単価」の中から選択します。

 

例.売値区分に「標準売値」を選択している場合

 

4.ダイレクトメニューの「台帳」-「商品登録」を開き、該当の商品を呼び出して、「価格」タブをクリックします。

 

5.手順3の「売値区分」が「標準売値」に設定されている場合、「商品登録」画面の「標準売値」欄に入力されている単価が「売上入力」画面の「単価」欄に反映されます。

 

例.「標準売値 税抜 1,500円」、「標準売値 税込 1,620円」

 

 

C.得意先の「消費税の課税方法」の設定をご確認ください

「得意先登録」の「消費税の課税方法」の設定が正しくないと単価は反映されません。

 

1.ダイレクトメニューの「台帳」-「得意先登録」を開き、該当の得意先を呼び出して、「販売/回収」タブを開きます。

 

2.「消費税の課税方法(3)」の設定をご確認ください。

 

(ア)「税抜(商品台帳よりこちらを優先する)」、「非課税(商品台帳よりこちらを優先する)」、「免税(商品台帳よりこちらを優先する)」、「不課税(商品台帳よりこちらを優先する)」の場合、「商品登録」画面「価格」タブの『税抜』欄に入力されている単価が反映されます。

 

(イ)「税込(商品台帳よりこちらを優先する)」の場合、「商品登録」画面「価格」タブの『税込』欄に入力されている単価が反映されます。

 

(ウ)「商品台帳の設定に従う」の場合、「商品登録」画面「価格」タブの「主な課税区分 販売時」の設定により単価が反映されます。

「主な課税区分 販売時」が『税抜』に設定されている場合は「価格」タブの「税抜」欄の単価が、『税込』の場合は「税込」欄の単価が反映されます。

 

例.「主な課税区分 販売時」が「税抜」に設定されている場合

 

 

D.「得意先別商品単価表」の設定をご確認ください

「得意先別商品単価表」の設定が正しくないと単価は反映されません。

 

1.ダイレクトメニューの「台帳」-「得意先別商品単価表」を開きます。

 

ここでは、得意先ごとに各商品の単価や掛率を設定することが出来ます。

 

※「得意先別商品単価表」の設定は、「得意先登録」の「売値区分」や「掛率」よりも優先して伝票の単価に反映されます。

 

2.画面左上の「得意先(T)」欄に該当の得意先を指定します。

 

3.得意先ごとに各商品の単価が設定されている場合、以下のように、該当の商品が表示されますので、「売値」、「掛率」の設定をご確認ください。

 

こちらの設定に誤りがある場合は、設定を修正、または削除してください。

上図の設定では、売値が0.00円となっているため、売上伝票でこの得意先を指定し、この商品を指定した時に表示される単価が0円となってしまいます。

 

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