Q.最新仕入単価を原単価とする場合の注意点
A.『□仕入伝票の最新仕入単価を販売原単価とする(K)』について
ダイレクトメニューの「台帳」-「商品登録」の「価格」タブ内の項目に『□仕入伝票の最新仕入単価を販売原単価とする(K)』があります。
こちらにチェックを入れておくと、一番新しい日付で入力した仕入伝票の単価の金額が、商品登録の「原単価(J)」に自動的に上書きされ、その後に入力する売上伝票の原単価として反映されます。
B.原単価に反映される金額の計算方法
上記のタイミングで設定される単価金額は、仕入伝票の『単価』欄に入力した数値ではなく、『金額』を『数量』で割った数値となります。
計算式:仕入伝票の「金額」 ÷ 「数量」= 商品登録の「原単価」欄に反映される単価
※計算式により算出される原単価の端数について
小数点管理していない場合は、円未満切り捨て、小数点管理している場合は、自社情報設定の「仕入時端数管理」-「仕入時金額端数処理選択」の設定で計算されます。
1.例えば、以下のように仕入伝票を入力した場合、『金額』は100円、『数量』は2ですので、「(金額)100円÷(数量)2個=(単価)50円」となり、伝票登録後に「商品登録」から該当の商品の『原単価(J)』を確認すると50円が反映されています。
(ア)仕入入力画面
(イ)商品登録画面
以上のように、計算により算出された金額が反映されるのであって、伝票の「単価」欄に入力した数値がそのまま反映される訳ではありません。
そのため、以下のように伝票の金額を変えずに単価だけを変えたいというような運用はできかねますのでご了承ください。