Q.商品値引、合計値引の使い方
商品値引と合計値引についてご説明します。
『商品値引』は値引きの対象となる商品を指定して値引く場合に用い、『合計値引』は対象となる商品を指定せずに、伝票全体から値引く場合に用います。
A.商品値引の使用例
まず、先に対象となる商品の入力をします。
その1行下を「商品値引」の明細行として入力を行います。
※商品値引は1行上の金額を対象とした値引になり、値引きを行う商品の金額以上の値引きは行えません。商品値引を使用する場合は必ず、このルールに基づいた入力を行ってください。
B.合計値引の使用例
「合計値引」はどの行に入力しても、伝票の合計金額に対する値引となります。
また、ヘルプやマニュアルに「売上伝票で合計値引を行った場合、簡易課税区分ごとの金額を正しく表示することができない」という記載がありますが、合計値引は複数の売上明細に対する値引額となり、それ自体が固有の簡易課税事業区分を持つものではありません。
合計値引は伝票1枚につき1つしか入力できませんので、複数の売上明細に異なる簡易課税事業種別が設定されている場合は、合計値引の金額を、どの種別に按分するかといった設定ができず、いずれかの種別を1つ選択しなければならないため、簡易課税区分ごとの正しい集計ができないという事になります。