Q.労働保険料算定基礎賃金の資料に集計される金額を訂正する方法
労災保険と雇用保険の「金額」は毎月の給与計算で計算された「労保対象額」が合計されて表示されています。この金額を訂正したい場合は以下の画面より訂正をします。
A.労保対象額に含まれる手当を確認します。
1.「設定」→「項目設定」を開きます。
2.「支給」タブをクリックし、「労保」に“○”の入っている手当は、労保対象額に含まれる手当です。
3.「労保対象額」から外すor含める場合は、以下の作業を行います。
(ア)該当手当をダブルクリックします。
(イ)労保対象に含める場合は、チェックを入れます。外す場合は、チェックを外します。
4.「設定」→「給与規定」を開きます。
5.「労働保険」タブより、「対象金額計算時の通勤費の取り扱い」で「月単位で按分する」にチェックマークが入っている場合、労保対象額には、按分した通勤費が加算されます。
例1:支払単位 3ヶ月単位 通勤費 30,000円 基本給 200,000円の場合
1月 労保対象額 210,000 支給合計 230,000
2月 労保対象額 210,000 支給合計 200,000
3月 労保対象額 210,000 支給合計 200,000
なお、通勤費の按分で端数が出た場合は、最初の月に端数分を加算します。
例2:支払単位 3ヶ月単位 通勤費 40,000円 基本給 200,000円の場合
1月 労保対象額 213,334 支給合計 240,000
2月 労保対象額 213,333 支給合計 200,000
3月 労保対象額 213,333 支給合計 200,000
B.労働保険料合計表に表示される労保対象額を修正します。
1.「ツール」→「給与台帳入力(過去分)」を開きます。
2.「給与台帳入力(過去分)条件」画面が表示されます。修正したいデータの年度を選択し、[設定]ボタンをクリックします。
3.画面左側から該当社員をクリックします。
4.スクロールバーで右側に画面を送り、「労保対象額」を表示します。
5.過去月に関してはこちらの画面より直接金額を訂正します。
※給与台帳入力(過去分)は自動計算が掛かりませんので、支給合計等その他の項目も併せて訂正してください。