Q.月ごとに棚卸の仕訳を入力する方法
月次で棚卸を行い、仕訳を製品で入力する場合には、別途「導入」→「勘定科目設定」画面より『月次棚卸高』科目を作成し仕訳入力を行います。
<操作手順>
1.「導入」→「勘定科目設定」を開きます。
2.画面左上の「売上原価」タブをクリックします。
3.コード『646 期末製品棚卸高』をクリックし、画面左上の[新規科目]→[同一階層に挿入]をクリックします。
4.コード『646期末製品棚卸高』の下に行が挿入されますので、『647月次棚卸高』科目を追加作成します。
※製造原価科目(材料や仕掛品)に関して月次棚卸を計上する場合は、下記のように、〔製造原価〕内の〔材料費〕〔仕掛品〕中にそれぞれ科目を作成し、仕訳入力をお試しください。製造原価科目に月次棚卸を行う必要がない場合は、10へお進みください。
5.画面右上の「製造原価」タブをクリックします。
6.コード『832 期末材料棚卸高2』をクリックし、画面左上の[新規科目]→[同一階層に挿入]をクリックします。
7.コード『832 期末材料棚卸高2』の下に行が挿入されますので、『833月次材料棚卸高』勘定を追加作成します。
8.コード『899 期末仕掛品棚卸高』をクリックし、画面左上の[新規科目]→[同一階層に挿入]をクリックします。
9.コード『899 期末仕掛品棚卸高』の下に行が挿入されますので、『897月次仕掛品棚卸高』勘定を追加作成します。
10.作成した『月次棚卸高』の科目を使用し、仕訳入力する場合は下記のように入力してください。
前年 12月末在庫 130,000
XX年 1月 〃 10,000
XX年 2月 〃 20,000
XX年11月 〃 110,000
XX年12月 〃 120,000
《1月の仕訳》
XX年 1月1日
(借方)期首商品棚卸高 130,000 (貸方)商品 130,000
XX年 1月末日
(借方)商品 10,000 (貸方)月次棚卸高 10,000
《2月の仕訳》
XX年 2月1日
(借方)月次棚卸高 10,000 (貸方)商品 10,000
XX年 2月末日
(借方)商品 20,000 (貸方)月次棚卸高 20,000
《12月の仕訳》
XX年12月1日
(借方)月次棚卸高 110,000 (貸方)商品 110,000
XX年12月末日
(借方)商品 120,000 (貸方)期末商品棚卸高 120,000
11.作成した『833月次材料棚卸高』『897 月次仕掛品棚卸高』の科目を使用し、仕訳入力する場合は下記のように入力してください。
前年 12月末在庫 130,000
XX年 1月 〃 10,000
XX年 2月 〃 20,000
XX年11月 〃 110,000
XX年12月 〃 120,000
(ア)材料の月次仕訳
《1月の仕訳》
XX年 1月1日
(借方)期首材料棚卸高 130,000 (貸方)原材料 130,000
XX年 1月末日
(借方)原材料 10,000 (貸方)月次材料棚卸高 10,000
《2月の仕訳》
XX年 2月1日
(借方)月次材料棚卸高 10,000 (貸方)原材料 10,000
XX年 2月末日
(借方)原材料 20,000 (貸方)月次材料棚卸高 20,000
《12月の仕訳》
XX年12月1日
(借方)月次材料棚卸高 110,000 (貸方)原材料 110,000
XX年12月末日
(借方)原材料 120,000 (貸方)期末材料棚卸高 120,000
(イ)仕掛品の月次仕訳
《1月の仕訳》
XX年 1月1日
(借方)期首仕掛品棚卸高 130,000 (貸方)仕掛品 130,000
XX年 1月末日
(借方)仕掛品 10,000 (貸方)月次仕掛品棚卸高 10,000
《2月の仕訳》
XX年 2月1日
(借方)月次仕掛品棚卸高 10,000 (貸方)仕掛品 10,000
XX年 2月末日
(借方)仕掛品 20,000 (貸方)月次仕掛品棚卸高 20,000
《12月の仕訳》
XX年12月1日
(借方)月次仕掛品棚卸高 110,000 (貸方)仕掛品 110,000
XX年12月末日
(借方)仕掛品 120,000 (貸方)期末仕掛品棚卸高 120,000