Q.会社設立前に支出した費用の処理方法

 

会社の設立(開業)にあたり支出した費用の経理処理については、一般的には設立日の日付で仕訳を入力します。

以下の操作をお試しください。

 

<操作手順>

 

A.法人事業者様の場合

 

1.「導入」→「勘定科目設定」を開きます。

 

2.画面上の[販管費]をクリックします。

3.販売費および一般管理費内の「販売手数料」科目をクリックし、画面左上の[新規科目]→[同一階層に挿入]をクリックします。

 

4.「販売手数料」と「雑費」の間に1行挿入されますので、こちらに[繰延資産償却]科目を作成します。

科目のコード、正式名称、略式名称、イニシャルキーの登録をしてください。

部門の設定は必要に応じて行います。決算書科目に関しましては、そのままキーボードの[Enter]を押下し、次の行に進むことで、正式名称と同名で自動作成されます。

 

※科目作成後、画面右上の「□詳細表示」をクリックし、「繰延資産償却」の[借方税区]と[貸方税区]を「0 対象外」としてください。

 

5.以上で設定は完了です。勘定科目設定を終了し、「C.仕訳の入力についてに進んでください。

 

 

B.個人事業者様の場合

 

1.「導入」→「青色申告科目設定」を開きます。

 

2.「青色申告科目設定(一般用)」のコード126130(「青色申告科目設定(不動産所得用)」のコード112116)の空きコード行をクリックし、[繰延資産償却]科目を追加します。

 

3.2.で登録した[繰延資産償却]科目が作成されたことを確認し、画面右上[終了]をクリックしてください。

 

4.「導入」→「勘定科目設定」を開きます。

 

.画面上の[販管費]をクリックします。

 

6.その他経費内の「貸倒損失」科目をクリックし、画面左上の[新規科目]→[同一階層に挿入]をクリックします。

 

7.「貸倒損失」と「雑費」の間に1行挿入されますので、こちらに[繰延資産償却]科目を作成します。

科目のコード、正式名称、略式名称、イニシャルキーの登録をしてください。部門の設定は必要に応じて行います。

 

なお、一般用申告科目または不動産用申告科目は2.で作成した申告科目をドロップダウンリストよりご選択ください。

 

※科目作成後、画面右上の「□詳細表示」をクリックし、「繰延資産償却」の[借方税区]と[貸方税区]を「0 対象外」としてください。

 

8.以上で設定は完了です。勘定科目設定を終了し、「C.仕訳の入力についてに進んでください。

 

 

C.仕訳の入力について

 

「帳簿」→「簡易振替伝票入力」画面を開き、以下のように設立以前に支出した費用の仕訳を入力してください。

 

個人事業主が立て替えた場合は以下のような仕訳になります。

 

法人の代表者が立て替えた場合は下記のような仕訳になります。

 

※「短期借入金」を銀行別・借入人別に残高を把握する場合は、「導入」→「勘定科目設定」で「短期借入金」に補助科目を作成します。作成方法は下記をご参照ください。

 

1.「導入」→「勘定科目設定」を開きます。

 

2.画面左上「負債」のタブをクリックし、補助科目を作成したい「短期借入金」の勘定科目をクリックします。

 

3.画面左上の[新規補助]をクリックします。

「短期借入金」の科目の下に1行挿入されますのでこちらに〔コード〕、補助科目の〔正式名称〕と〔略式名称〕、〔イニシャルキー〕を入力します。

補助科目名称は全角15文字まで入力可能です。

 

4.以上で設定は完了です。画面右上の[終了]をクリックして、終了してください。

 

※繰延資産に関しては、税法上随時償却が可能です。

この場合、「帳簿」→「簡易振替伝票入力」画面より以下のような仕訳をご入力ください。

 

なお、設立にかかわる仕訳に関しましては、所轄の税務署または関与税理士先生に内容のご確認をお願いします。

 

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