Q.賞与支払届について
賞与支払届は賞与の支給が終了後、5日以内に管轄の年金事務所へその人数・金額を提出する届出です。
健康保険と厚生年金には上限が設定されている為、注意が必要です。
「被保険者賞与支払届」や「被保険者賞与支払届総括表」に記載するための資料の出力や、年金事務所から送付される届出用紙に直接印刷することもできます。
<事前準備>
「被保険者賞与支払届」や「被保険者賞与支払届総括表」に印字する内容を設定します。
A.会社名等を設定します。
1.「設定」→「会社情報設定」で「基本」タブを選択し、【会社名】、【郵便番号】、【住所1】、【住所2】、【電話番号】を入力します。
2.「届出」タブを選択し、【事業主名】を入力します。
3.設定が完了しましたら、画面下の[設定]ボタンをクリックします。
B.事業所整理番号等を設定します。
1.「設定」→「給与規定」を開き、画面左上の「社会保険」タブをクリックします。
2.【健康保険】欄、【厚生年金】欄を入力します。
社会保険料【社会保険労務士情報】欄の必要箇所を入力します。
3.完了後、画面下の[設定]ボタンをクリックします。
C.社員ごとに印字される被保険者整理番号を入力します。
1.「設定」→「社員情報設定(個別入力)」を開きます。
2.該当社員をダブルクリックし、画面左上の「社保/労保」タブをクリックします。
3.【健保整理番号】、【厚年整理番号】を入力します。
4.設定完了後、画面下の[設定]ボタンをクリックします。
被保険者整理番号を入力する方が複数名いる場合、手順2〜4の操作を繰り返し行ってください。
<操作手順>
1.「社会保険王」→「賞与支払届」を開きます。
2.「賞与支払届集計条件」画面が表示されますので、「賞与年回」を選択し[開始]ボタンをクリックします。
3.画面左上の「表示順」より、印刷される際の順番を選択します。
(ア)社員コード順(健保)
「健保整理番号」が表示され、社員が社員コード順に並び替わります。
印刷する際は【健保整理番号】や【健康保険】の【事業所整理番号】等が反映されます。
(イ)社員コード順(厚年)
「厚年整理番号」が表示され、社員が社員コード順に並び替わります。
印刷する際は【厚年整理番号】や【厚生年金】の【事業所整理番号】等が反映されます。
(ウ)健保整理番号順
「健保整理番号」が表示され、社員がその順に並び替わります。
印刷する際は【健保整理番号】や【健康保険】の【事業所整理番号】等が反映されます。
(エ)厚年整理番号順
「厚年整理番号」が表示され、社員がその順に並び替わります。
印刷する際は【厚年整理番号】や【厚生年金】の【事業所整理番号】等が反映されます。
4.画面右上の[印刷]ボタンをクリックし、表示された画面右側の[書式設定]ボタンをクリックします。
5.「帳票タイプ」の▼をクリックし、任意の書式に設定します。完了後、右上の[設定]ボタンをクリックします。
6.「印刷」画面にもどります。手順5番にて、【帳票タイプ】を「A4たて帳票 被保険者賞与支払届資料」以外に選択された場合、画面左下に[詳細設定]ボタンが表示されます。
[詳細設定]ボタンをクリックしますと、下記の設定が可能になります。設定完了後は画面下の[設定]ボタンをクリックします。
(ア)提出日を印刷する
ONにすることで、提出日を印刷できます。
また、【提出日】欄に入力して頂くことで、【提出日】を任意の日付に設定できます。
(イ)印字済みの項目を印刷しない
【帳票タイプ】を「届出用紙 被保険者賞与支払届」、「届出用紙 被保険者賞与支払届総括表」に設定した場合にのみ選択できます。
年金事務所から送付される用紙には氏名等が記入されています。
年金事務所から送付された用紙に印刷する場合は、ONにしてご利用ください。
チェックマークをOFFにすると、全項目を印刷します。
(ウ)社会保険労務士情報を印刷する
ONにすることで、<事前準備>−手順Bで設定した【社会保険労務士情報】を印字できます。
7.「印刷」画面右上の[プレビュー]ボタンをクリックし、内容をご確認ください。
下記のプレビュー画面は例として、手順6番の「詳細設定」画面の「印刷条件」欄にて、すべてのチェックマークをONにした場合のプレビュー画面となります。
(ア)『A4たて帳票 被保険者賞与支払資料』
a.賞与支給額
実際支払った賞与支給額が表示されます。
b.賞与額(合計)
賞与の保険料額を計算する為の基礎となる金額が表示されます。金額は1,000円未満切捨てになります。
c.健保標準賞与額
賞与に対する健康保険と介護保険の保険料率をこの基準額に乗じて計算します。
健康保険・介護保険の上限は、毎年4月1日から翌年3月31日までに支給される標準賞与額の年間累計額が540万円までと決められている為、それを超える金額は切り捨てられます。
d.厚年標準賞与額
賞与に対する厚生年金の保険料率をこの標準額に乗じて計算します。
厚生年金保険料の上限は150万円までと決められている為、それを超える金額は切り捨てられます。
(イ)『届出用紙 被保険者賞与支払届』(年金事務所から送付される届出用紙に直接印刷できます)
(ウ)『届出用紙 被保険者賞与支払届総括表』(年金事務所から送付される届出用紙に直接印刷できます)
(エ)『A4たて帳票 被保険者賞与支払届』(実際の用紙の形式で印刷ができます)
(オ)『A4たて帳票 被保険者賞与支払届総括表』(実際の用紙の形式で印刷ができます)