Q.改正労働基準法に対応して割増率を引き上げする方法

 

平成22年4月より改正された労働基準法を適用して、法定割増率を3段階の割増率に変更して時間外手当の計算を行うことが出来ます。

 

<操作手順>

 

例:今までは、普通残業の時間数に関わらず、普通残業をした場合の割増率が125%で、この割増率を下記の3段階に変更する。

・1カ月の限度時間45時間までを125%

・45時間を超え、60時間まで:130%

・60時間を超えた時間外労働 :150%

1.「設定」→「給与規定」を開きます。

2.「基本」タブを選択し、画面左下【改正労働基準法】について、「時間外労働の割増賃金率の引き上げに対応する」にチェックマークを入れ、[設定]ボタンで画面を閉じます。

3.「設定」→「項目設定」を開きます。

4.「支給(2)」タブ→『普通残業』の行をクリックし、画面上の[修正]ボタンをクリックします。

5.「項目設定修正」画面が表示されます。割増率の数字は、3段階とも元の125%になっておりますので、こちらを新しい割増率に変更し、[設定]ボタンで画面を閉じます。

6.同様に『深夜残業』『休出残業』『休出深夜』(『法内残業』については、お使いの場合のみ)についても、3段階の割増率に変更して設定します。

7.3段階の割増率の数値の設定が終わりましたら、「項目設定」画面を終了します。

8.3段階の割増率計算を行うために、時間外労働の総時間数と『普通残業』『深夜残業』『休出残業』『休出深夜』(『法内残業』については、お使いの場合のみ)の種類ごとの累計時間を集計します。

9.3段階に割増率を設定した場合は、8番で集計した時間数を元に「給与」→「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」では、残業時間の入力を以下のように行います。

(ア)「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」画面上部にある[残業/代替]ボタンをクリックします。

(イ)「残業/代替休暇入力」画面が開きます。『普通残業』『深夜残業』『休出残業』『休出深夜』(『法内残業』について、お使いの場合のみ)の種類ごとに、8番で集計した【45時間まで】【45時間を超え〜60時間まで】【60時間超え】の時間帯での時間外労働時間数を入力します。

入力が終わりましたら、こちらの画面は[設定]ボタンで終了します。

※この画面では、対象社員全員の時間外労働時間数が入力できます。

※【残業代を手入力する】にチェックマークを入れると、金額も直接手入力できるようになります。

(ウ)「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」画面に戻ります。

「残業/代替休暇入力」で入力した時間外の合計時間と、合計金額が反映されます。

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