Q.新会社法にデータを変換する際のエラーについて
「導入」→「事業所・消費税情報設定」画面にて[会社法(H18.5施行)に準拠する]にチェックをつけて[設定]した際に、下のエラーが表示される場合があります。
会社法準拠前のデータにて初期設定されている[積立金目的取崩額][中間配当額][利益準備金積立額]のように、「コード982:前期繰越利益」から「コード9310:当期未処分利益」の間に追加登録されている科目は会社法対応データでは使用できません。
上記の科目を使用した仕訳がデータに存在する場合に上のエラーが発生します。
他の勘定科目に変更するか、該当仕訳データを削除してください。
<操作手順>
1.上のエラーメッセージを[OK]で閉じ、「集計」→「合計残高試算表」を開きます。
「集計期間」枠を「期首月」〜「決」までドラッグし、「損益計算書」タブをクリックします。
2.画面の下までスクロールして「前期繰越利益(損失)」と「当期未処分利益」の間に表示されている科目の中で「借方金額」もしくは「貸方金額」に金額が表示されている行をクリックして黒枠で囲み、画面上の[元帳]ボタンをクリックします。
3.「元帳」画面が開きます。仕訳が入力されている行を選択し、画面上部の[伝票呼出]ボタンをクリックします。
※各帳簿の「機能」にて、ファンクションキーの配列を「配列2」と設定している場合は、ファンクションキーの配列が下図と異なりますのでご了承ください。
4.「簡易振替伝票入力」または「振替伝票入力」画面が開きます。該当仕訳の削除、もしくは変更を行います。
(ア)該当する仕訳を削除する場合
削除する仕訳行をクリックして選択し、画面上部の[削除]ボタンをクリックして削除します。
会社法コンバートを行うため一時的に削除しましたので、会社法コンバートが正常に終了した後は、今回削除した仕訳を再度入力してください。
(イ)該当する仕訳を変更する場合
変更する科目名をクリックして表示される▼ボタンから他の勘定科目を選択します(下記例では借方科目にある「986中間配当額」科目を「982前期繰越利益(損失)」に変更します)。
会社法コンバートを行うため一時的に変更しましたので、会社法コンバートが正常に終了した後は、今回変更した科目を正しい科目へ修正してください。
5.再度、「集計」→「合計残高試算表」を開き、「集計期間」枠を「期首月」〜「決」までドラッグし、「損益計算書」タブをクリックします。
「前期繰越利益(損失)」と「当期未処分利益」の間に表示されている科目の中で「借方金額」もしくは「貸方金額」に金額が表示されていないことをご確認ください。
「借方金額」もしくは「貸方金額」に金額が表示されている場合は、2.〜4.の操作を引き続き行ってください。
6.「導入」→「事業所・消費税情報設定」を開き、[会社法(H18.5施行)に準拠する]にチェックを付けて[設定]ボタンで進みエラーが表示されずに画面が進むことをご確認ください。
※会社法に準拠するためのコンバート処理を行いますと、会社法に準拠する前の状態に戻すことはできません。この操作を行う前には必ずデータバックアップもしくは一括データバックアップでデータを保存してください。